夜しか夜遊びできないのに。
なおていです。
タイムリープして記事を書いております。
先日のYOASOBIANNX、聴いていただけましたでしょうか?
新曲3曲公開という豪華な回だったせいで、トークは巻き巻きになっていましたね。
巷ではYOASOBI、ヨルシカにずっと真夜中でいいのに。を加えた3組のファンを"夜好性"と呼ぶそうです。中高生がキャッキャしながら話してそうな呼称を使うのは癪ですが、僕は完全に夜好性ですね。おそらく学生の時聴いてたら今以上にぶっ刺さってただろうな。
と言うわけで、ラジオで紹介された曲も含めて、新しめの曲を紹介したいと思います。
・三原色 / YOASOBI
ahamoのCMで強烈なインパクトを残した曲ですが、3月にショートバージョンが公開、そして7月2日にフルが公開となりました。
「あの曲まだシングルになってなかったの?」と思う方もたくさんいるかと思います。
引っ張りに引っ張っただけあって、曲の完成度は非常に高いと思います。やっぱりCMに使われてるサビが強い。
音楽通の体が大きい後輩が「"三原色"は"夜に駆ける"に匹敵するポテンシャルを持ってる」と言ってましたが、僕もそう思います。流行れ。
YOASOBIは「小説を音楽にするユニット」なので、この曲にも原作小説があります。小説を読んだ後に聞くと感動もひとしおですよ。
・Into the night / YOASOBI
「夜に駆ける」の英語版です。ぜひ一回聴いてほしい。「え、ところどころ日本語で歌ってるやん」ってなります。
「沈むように」-> 「Seize a move, you're on me」
「騒がしい日々に」-> 「Saw what got seen hid beneath」
ですね。空耳アワーを彷彿とさせる言い換え。他の部分も原曲のリズムを崩さないような言い回しになっています。
その上で、直訳でなく意味が通るような英詞になっているのが本当にすごい。
サビを少し和訳してみます。
Saw what got seen hid beneath, and louder nights keep beating
(心の)底に隠したものを見た(語感重視の英訳?)、脈打つような騒がしい夜に
I'm going to you, and giving brighter shinny tomorrows
あなたに、より輝く( = 思いつく限り)眩しい明日を与えよう
What can "night" for you mean, infinite?
あなたにとっての夜は無限( = 明けない)のもの?
You could run with me, place your hand in mine, you gotta stay, hold up
僕の手を掴んで、一緒に走り出そう、ほら( = hold up)
※「夜に駆ける」の原作小説
・又三郎 / ヨルシカ
宮沢賢治の「風の又三郎」をモチーフにした楽曲です。イントロの疾走感のあるギターと、サビのSuisさんの叫びも感じさせる似た歌い方がたまらん。
「どっどど どどうど」と言う宮沢賢治作品特有の擬音をコーラスで使うという発想に痺れます。
ヨルシカは他にも歌の中で文学的な引用を行っていますね。「ただ君に晴れ」の中では、「絶えず人の憩う夏野に石ひとつ」と、
というか、Suisさんの歌い方の幅が広すぎる。「思想犯」と「言って。」は別人だろうと。そんなに幅広い曲を作れるn-bunaさんもすごいけど。
ヨルシカは好きな曲紹介で一本記事が書けますね。
・あいつら全員同窓会 / ずっと真夜中でいいのに。
Spotifyの広告に使われてた曲。タイトルが独創的ですね。
個人的には後ろで鳴ってるギターとストリングスがいい味を出してて好きです。
ずとまよの曲はメロディに言葉を乗せていて、歌詞自体に文章的な繋がりはそんなにない曲が多い気がします。"お勉強しといてよとか"。そこもまたいいんだけど。
そしてACAねさんも歌が上手いですよね。結構メロディも複雑なのに簡単そうに歌いこなすところがすごいと思います。
軽い気持ちで書き始めたのにすごい分量になっちゃった。
音楽は語り出したら止まらないですね。自分の好きなアーティスト一つ毎に一記事は書ける。